インドIIT学生の日本での研修

→English


ASIMO Demonstration@Honda Aoyama Welcome Plaza from Kihoko Suda on Vimeo.

Indian Institute of Technologyといえば、インド屈指の名門大学で、世界で活躍する多くのリーダーを輩出しています。

そこの優秀な学部学生を対象に、本田財団による“Young Engineers and Scientists”が2007年から開催、表彰されています。インドでは毎年5人が選ばれますが、去年の表彰式で私とIPCCのPachauriさんがお祝いのスピーチをしたことはこのブログでも報告しました。

その後4人の受賞者を日本に招き、2ヶ月間の研究と研修に従事してもらいました(参考)。インドの若者が日本を知り、好きになり、“日本大使”の役割をすることにもなるのですから、とても素晴らしい企画だと思います。日本の学生にも、この反対のことを積極的にさせたいものです。

今年は5人の受賞者全員が日本で2ヶ月を過ごしました。2人は岡崎自然科学研究機構で遺伝子工学を研究し、2人が宮崎市と埼玉県の朝霞市にあるホンダの研究所、そして1人が芝浦工業大学で過ごしました。違う国の研究環境や町の環境。違う価値観、正確な電車に親切な人達など、皆さん、本当に感激の2ヶ月間だったととても喜んでいました。

帰国前にホンダ財団の方々、GRIPSの角南さん、そしてIITの学生さん(1人は参加できませんでした)とお別れの食事会を開催しました。今年の6月に行われたIITの卒業生たち等との交流でお会いした方たちも3人ほど参加して、大変盛り上がりました。

若いときの異国、異文化との出会いはとても大事な財産です。人生の価値観、選択肢が広がります。“フラットな世界”の中で“Connecting Dots”となる可能性もとても大きいのです。

本田財団の方々、学生の指導にあった先生たち、その他関係者の皆さん、本当にご支援ありがとう。