外科医 木村 健さん:日米の「違い」から学ぶ実践的改革

アイオワ大学で小児外科医として腕を振るってきた木村 健先生と久しぶりに対談の機会がありました。

日米では社会制度も医療制度も医師の教育や研修にも大きな違いがあります。実体験に基づく違いを知ることによって参考になる点を、そしてどのように日本の制度にあわせながら、この悲惨な「医療崩壊」の現状を変えていく参考になるのか、考えさせられるところも多いです。

木村先生は広島大学での「医学部付属病院」から「大学付属病院」への思い切った大学病院改革にも、お力添えされました。これも大いに参考になります。

「違い」の本質を身をもって体験から知ってこそ、実践的な“知恵”が出てくるのです。実体験のない“知識”は今の日本の「医療崩壊」のような修羅場にはあまり役に立たないのです。

この対談が医学界新聞に掲載されましたので紹介します。

 「Principleのない日本、“医療崩壊”の打開策とは」PDF

“できない理由”を言わないで、どうしたら“できるか”を考え、行動することこそが、責任ある立場の人たちの責務であり、リーダーなのです。今こそ、そのような人たちが本当に必要なのですけどね。